♪男と女の間には深くて暗い川がある~
誰も渡れぬ川なれど...
と歌う『黒の舟歌』がヒットしたのは昭和49年のこと。
この言葉のように、
なかなか男と女、お互い理解を超したところがある。
反目しあったりもする。
だけども、お互いに向けて船を漕ぐ。
男と女というものは、こういったものだ、というところだろうか。

ニーチェの『ツアラトゥストラかく語りき』の中に
「真の男は、危険と遊戯を求める」
という文面を見つけた。
さすがに「神は死んだ」と唱えたニーチェ。
男たる者は、危険をかえり見ず、突き進んでいくロマンに生きるもの。
様々な困難があったとしてもそれを遊戯に変えながら、
楽しむ生活のことを意味しているのか、
と読み進めると、

「真の男は、危険と遊戯を求めるもの。
「だから女性を求める。
もっとも、危険な玩具として、、、」

男と女、お互いにとって最もミステリアスで危険な存在と言えるもの。
だけども、危険を冒しつつ、求めていくもののようだ...